恋愛映画の名手、行定勲監督が描くプロポーズ

映画監督の行定 勲さんが手掛ける新作ショートムービー「きみの寝顔」篇は、サン=テグジュペリ(渋谷豊 訳)の言葉
「愛するとは互いに見つめあうことではない。一緒に同じ方向を見つめることだ。」をきっかけに始まる、カップルの物語。
彼が、彼女の寝顔をみながら“今だ”とプロポーズを決意した瞬間と、そこにある婚約指輪を美しい映像と豊かな感情描写で表現した、
映画のような作品です。左手の薬指に着けた婚約指輪を何度も見つめる彼女には、ダイヤモンドのように輝く笑顔が溢れます。

ブランドムービー「きみの寝顔」篇

翻訳家の彼女と、出版社に勤める彼が織りなすストーリー。



特別な演出がなくても、特別な日でなくても
“今だ”と想った瞬間に伝えるプロポーズもひとつのスタイルです。
特別な瞬間が、日常に溶け込んだ物語を通じて、その想いや決意を伝えることが
大切であるという想いを表現しています。

行定勲監督インタビュー

これまで行定勲監督と描いてきたいくつものプロポーズと共通する「日常のなかにある特別な瞬間、そこに存在するダイヤモンドの輝き」を、本作品「きみの寝顔」篇ではまたあらたなキャストを迎え、制作されました。
映像のなかには描かれていないふたりがお互いを想いあう気持ちの掛け合いは、観る人の想像を掻き立てる作品です。
本作品の見所や演出など、行定監督にお聞きしました。

「婚約指輪やダイヤモンドを、手が届かないもののように描きたくありませんでした。日常の場面でダイヤモンドが輝いていても良いのではないかと考えていました。その様子を想像すると可愛らしいと感じます。

最後のシーンはまさにそんな様子で気に入っていますが、上下スエットを着た女性がキラキラ輝くダイヤモンドを見ながら、すごく嬉しそうな表情で朝食を食べるような日常を描いています。こんな日常があっても良いと感じました。ダイヤモンドを着けることで、その人自体が輝き、エネルギーが溢れ出る存在であったら良いと思います。」

行定勲監督 プロフィール

行定勲監督
1968年生まれ、熊本県出身。
2002年『GO』(01)で、第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞を始め数々の映画賞を総なめにし、脚光を浴びる。2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』が、興行収入85億円の大ヒットを記録し社会現象に。2018年『リバーズ・エッジ』が、第68回ベルリン国際映画祭にて国際批評家連盟賞を受賞。その他にも、『北の零年』(05)、『今度は愛妻家』(09)、『真夜中の五分前』(14)、『ナラタージュ』(17)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20)等を手掛ける。情感あふれる耽美な映像と、重層的な人間模様が織り成す行定監督作品は、国内外で高く評価され、観客の心を揺さぶり続けている。待機作として2023年8月11日公開 『リボルバー・リリー』がある。

撮影エピソード(メイキング映像)

演技や演出について意見やアイデアを交えながら進行し、映画制作と同じように作品づくりに向かい合う様子が垣間見える
メイキング映像です。自然と溢れ出るおふたりの表情に、行定勲監督が思わず微笑まれることあった撮影現場でした。

エピソード画像

出演者インタビュー

若葉さんと木竜さんは、初めてカップルを演じられたとは思えないほどに、お互いを信頼しあい実在するカップルのようでした。撮影中の印象的な出来事や、撮影を終えた感想などおふたりにお聞きしました。

出演者プロフィール

若葉竜也さん

若葉竜也(わかば りゅうや)

1989年生。東京都出身。
作品によって違った表情を見せる幅広い演技力で数多くの作品に出演。2016年、映画『葛城事件』で第8回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞。2020年度後期 NHK連続テレビ小説『おちょやん』で朝ドラに初出演し注目を集める。近年の主な出演作にTVドラマ『群青領域』(NHK)、『ブラックスキャンダル』(NTV)等。映画『パンク侍、陣られて候』 (2018)、『愛がなんだ』(2019)、『台風家族』(2019)、『生きちゃった』(2020)、『AWAKE』(2020)、『あの頃。』(2021)、『街の上で』(2021)、『くれなずめ』(2021)、『前科者』(2022)、『神は見返りを求める』(2022)、『窓辺にて』(2022)、『ちひろさん』(2023)など多数。
木竜麻生さん

木竜麻生(きりゅう まい)

1994年7月1日生まれ、新潟県出身。
14歳の時に原宿でスカウトされ、大学進学を機に上京。本格的に芸能活動を始める。映画デビューは2014年の大森立嗣監督『まほろ駅前狂騒曲』。2018年公開映画、瀬々敬久監督『菊とギロチン』では300人の中から花菊役に選ばれ映画初主演を飾る。また同年に公開された野尻克己監督『鈴木家の嘘』でもオーディションを兼ねたワークショップで400人の中から選ばれ、ヒロイン鈴木富美役を務めた。この2つの作品の演技が評価され毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞やキネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など数々の映画新人賞を受賞する。最近の主演作品『わたし達はおとな』(2022/加藤拓也監督)では北京国際映画祭フォーワードフューチャー部門にて最優秀女優賞を受賞。

「愛するとは互いに見つめあうことではない。一緒に同じ方向を見つめることだ。」が登場する書籍
「人間の大地」(光文社古典新訳文庫)

人間の大地(光文社古典新訳文庫)
郵便機のパイロットとして長いキャリアを持つ著者の壮絶な体験から生まれた自伝的作品。駆け出しの日々、勇敢な僚友たちのこと、アフリカや南米での人々との交流、自ら体験した極限状態などについて、時に臨場感豊かに、時に哲学的に語る。極限状態で発揮される人間の気高さ、強さ、意志の力を描いた希望の書は、人間にとって大切なものは何かを鋭く問うたサン=テグジュペリ文学の大傑作。
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映像で使用した婚約指輪
「シャイニングフロー」(Shining Flow)

映像で使用した婚約指輪シャイニングフロー(Shining Flow)
輝く波をイメージした上品なウェーブラインの婚約指輪「シャイニングフロー」。エーゲ海の美しい波のように、”どんなに時が流れても永遠に輝き続ける”という意味が込められています。
プラチナの強度を保ちながら、エッジを効かせることで立体的で繊細なウェーブラインを表現することを可能にしました。機械では出せないしなやかな光が生み出されます。
美しく緩やかな、プラチナの波がダイヤモンドを包み込んでいる婚約指輪のサイドビューは、透し模様で向こう側のラインまでも良く見えます。また、メレダイヤモンドの石座も光を取り込むため、裏側に大きく空間をつくり、磨き上げています。
素材:プラチナ×ダイヤモンド Price:¥230,000~
*お選びになるダイヤモンドによって価格が変わります。
詳細はこちら

恋愛映画の名手、行定勲監督が描くブランドムービー3部作

結婚への決意を固め、婚約指輪を手にひたむきに女性の元へ走る男性を描いたエピソード「彼は走っている」篇。
その前日譚、街で偶然見かけた婚約指輪に無意識に思いを馳せる女性を描いた「紙の指輪」篇、完結篇となる「再びのプロポーズ」篇では夫婦の絆を取り戻す心の機微を映し出します。短編映画のような映像で、3つの物語で完結する作品です。